2019年、福島県郡山市にある廃ビル内でタイムスリップの実験が行われる。一方、東京都国分寺市の住宅街にある一軒の空き家では、自主映画を撮ろうと俳優たちが集まっていた。なかなか書き上がらない脚本を待つ間、俳優たちはその空き家で不穏な体験を重ねる。やがて、自分たち自身の手で映画を作ろうと思いたったが、メンバーのひとりが謎めいた失踪を遂げる。そして2022年夏、時空の裂け目が出現し、カメラが回り始める。
監督は、瀬々敬久監督の「超極道」(2001年 )で脚本家として、「ロスト★マイウェイ」(2004年)で監督として商業デビューした古澤健。「ドッペルゲンガー」(2002年)や、「こっくりさん 日本版」(2005年) 、「ゾンからのメッセージ」(2018年 )などの脚本作のほか、「ReLIFEリライフ」(2017年)や、「青夏 きみに恋した30日」(2018年)、「キラー・テナント」(2020年)など多数の映画作品を監督している。
5月13日から下北沢トリウッドで開催の「なんてこった異次元映画セレクション」で上映。
©2023 by 『見たものの記録』
公開日: 2023年05月12日
見たものの記録
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2023年 /日本 /70分
公式サイト: https://nanjigenkiroku.wixsite.com/website
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