横浜を舞台にモノクロ基調の映像で映画の原点を感じさせる本作。ミス日本ドキュメンタリー映画「夢こそは、あなたの生きる未来」（2018年）や、ベトナム人青年と日本人青年の結婚式を描いた「ぼくと、彼と、」（2019年）などの製作・プロデューサーを務めた飯塚冬酒の初監督作品となる。出演は、「アルプススタンドのはしの方」（2020年）や「銀平町シネマブルース」（2023年）、「神田川のふたり」（2021年）など話題作への出演が続く平井亜門や、「アカリとマキコ」（2020年）で「TOKYO青春映画祭」最優秀助演賞を受賞した峰平朔良、「蒼のざらざら」（2014年）の生沼勇、「スーパーミキンコリニスタ」（2019年）の神林斗聖、日下部一郎、福本翔、本多正憲ら若手俳優のほか、「マリッジカウンセラー」（2023年）などに出演のバイプレイヤーの藤井太一も出演している。

鉄工所に勤めるシンイチ（平井亜門）、路上で歌うヒカリ（峰平朔良）、取り立て屋のヒロシ（神林斗聖）、工場で働くベトナム出身のグエン（生沼勇）とミシマ（日下部一郎）。彼らの人生が交差していく。