「ビバリウム」（2019年）で世界中の映画ファンを震撼させたホラー映画界の新鋭、ロルカン・フィネガン最新作。幸せの絶頂にいるキャリアウーマンとその家族に訪れる悪夢を描く。主人公クリスティーンを演じるのは、「００７／カジノ・ロワイヤル」（06年）のボンドガール役や、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」（16年）や「ダンボ」（19年）などのエバ・グリーン。さらにクリスティーンの夫フェリックス役を「キングスマン」シリーズのマーク・ストロング、謎多き乳母ダイアナ役をフィリピン出身のシンガーソングライター、チャイ・フォナシエが演じる。

ファッションデザイナーとして地位を築いたクリスティーン（エバ・グリーン）は、夫のフェリックス（マーク・ストロング）と幼い娘のボブス（ビリー・ガズドン）と、ダブリン郊外に暮らしていた。ある日、クリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。やがて、クリスティーンは筋肉の痙攣、記憶喪失や幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされる。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母（チャイ・フォナシエ）が現れる。ダイアナは伝統的な民間療法を用いてクリスティーンを治療し、クリスティーンは民間療法にのめり込んでゆく。しかし、それは一家を襲う想像を絶する悪夢の始まりだった。

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