新潟県胎内市を舞台に、同市の千本桜の美しさをイメージに、水音響く本町通りや町の人たちの交流を通し、一人の女性の人生と、孫娘の成長を描く。監督は、「アイコ十六歳」(1983年)で商業映画デビューし、「クレヴァニ、愛のトンネル」(15年)、「釜石ラーメン物語」(22年)などを手掛けてきた今関あきよし。秘めた恋を抱くおばあちゃん時子を竹下景子、その孫で、おばあちゃんではないひとりの女性としての時子の姿を見つけ出す孫の莉莉を「魚の目」や「あした、授業参観行くから。」(ともに21年)の島田愛梨珠が演じる。さらに、時子が長年密かに思いを寄せる室井を江藤潤が演じるほか、胎内市出身の長谷川玲奈、「恋脳 Experiment」などの篠原雅史、今関監督作の常連である大島葉子、利重剛らが共演する。
亡くなった祖母・時子の遺言で、東京から遺品整理のため新潟県胎内市にやってきた孫娘の莉莉(りり・21歳)。夫亡き後、長く一人暮らしだった時子の家の中で、夫以外の男性との書簡の束を見つけてしまう。両親の不仲で傷ついている莉莉は、大好きだった祖母の秘密に戸惑いながら、祖母の足跡と思い出をたどり、少しずつ自分の葛藤を乗り越えていく。そしてそれは、遺品整理を託した時子の、莉莉へ伝えたかったある「想い」だった…。
公開:2025年4月より撮影開始し、2026年春予定
おばあちゃんの秘密
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2025年 /日本
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