ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012でグランプリ受賞した「大阪外道」や「大阪少女」（20年）を手がけた石原貴洋監督作品。

優秀な営業マンだった杉村（木原勝利）が、倒産寸前だった父親のパチンコ店を引き継ぐ決意をする。「俺はカジノ王になる」と豪語する杉村に呆れながらも愛情を注ぐ妻の優子（橘さり）と、杉村の右腕的存在となる垣内（大宮将司）のおかげで、パチンコ店は地獄のような資金繰りから復活を遂げ、大会社へと成長していく。業界内の常識にとらわれず、新しい方針や戦略を打ち出す杉村は、〝人を稼ぐ〟という独自の経営方針で攻めの営業を続け、ついに30億融資という前代未聞の勝負に打って出る。

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