監督は、映画やVシネマ、インターネットドラマ、ドキュメンタリーなど、多彩なジャンルで監督を務めてきた旭正嗣。脚本は、小説「狂おしくエルピス」や漫画原作「キャットファイト」などを手掛けてきた光伸春。登場人物が皆歪んだ感性を持ち、〝普通〟から逸脱した愛の形をオムニバス風に描くサスペンス。

玉川健斗（玉城裕規）は、デビュー作は売れたものの不振が続き、崖っぷち状態の小説家。文芸誌編集長の三河（三浦浩一）に「小説にリアリティがない」とダメ出しされ、サスペンス小説に挑もうとして自称サイコパス狩りという男とネットで出会う。エリート弁護士の栗野宗一（縣豪紀）は、良家の令嬢の婚約者がありながら別に恋人がいて、その恋人に苛烈な拷問を仕掛けていく。大学生の森瀬京（瀬戸啓太）は恋人とのプレイに満足できず、より強い刺激を求めて相手かまわず欲望の世界をさまよう。佐川貴史（川上将大）は普通のサラリーマンだが、森瀬の懇願に応えてしまってから、心の奥底に持っている欲望に歯止めがかからない。

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