世界興収105億ルピー（約183億円）を超え、「ダンガル きっと強くなる」（2016年）、「バーフバリ 王の凱旋」（17年）、「RRR」（22年）、「K.G.F: CHAPTER 2」（22年）に次ぐインド映画世界興収歴代5位となった本作。主人公のインド諜報機関RAWに所属するエージェント、パターンを演じるのは、サルマーン・カーン、アーミル・カーンと並ぶ、ボリウッド〝３人のカーン〟の１人で、「キング・オブ・ボリウッド」とも称されるシャー・ルク・カーン。

母国インドの裏切りによって妻を殺され、国家を破滅させるために未知の集団Xというテロ組織を率いるジムは、パキスタンの将軍カーディルと協力しテロを計画する。インドの諜報機関RAW所属のパターンは、ドバイ訪問中のインド大統領が命を狙われているという情報を掴む。しかし、大統領暗殺計画はおとりで、ジムの本当の目的はインド人科学者の誘拐だった。パターンは科学者の救出に失敗、もう一歩の所で取り逃がしてしまう。その後の捜査でジムに繋がるパキスタンの医師ルビナ･モフシンがスペインにいることが分かり、パターンは彼女に接触を図るが、ジムの罠によって捕まってしまう。辛くも危機を脱出するパターンだったが、ジムの恐ろしい計画を知ることになる。

© Yash Raj Films Pvt. Ltd., 2023. All Rights Reserved.