本作は、「愛しのダディー殺害計画」「謝肉祭まで」のイリエナナコ監督がカメラマンやデザイナー仲間と自主制作した初期作品。人それぞれが抱えている、〝人とは違う部分〟〝欠けていると感じる部分〟をテーマに「できれば同じような人間たちにも優しくありたい、それぞれの傷や不足と一緒に生きたい」という願いを込めて制作。主人公の青年ペリーを演じるのは、「ヴィニルと烏」（2019年）を監督した横田光亮。

ペリーは、幼い頃の母親との関係が影響し、恋人にも心を開けず、仕事を転々としていたが、食堂の裏の仕事を始めたことがきっかけで、あることに気付いていく。

公開：2023年3月10日