伝説の殺し屋が、正義のために爆弾テロリストの壊滅に挑むハードボイルド・アクション。主演は唯一無二のアクションヒーローとして地位を築いてきたリーアム・ニーソン。自身の故郷である北アイルランドを舞台に、長年請け負ってきた暗殺の仕事から引退し、別の人生を歩もうとした矢先、IRAのテロ集団と対決することになる男を演じる。監督はクリント・イーストウッド監督とタッグを組んできたロバート・ロレンツ。ニーソンとは「マークスマン」（21年）以来、2度目のタッグとなる。

1970年代の北アイルランド。老齢の暗殺者フィンバー・マーフィーは、周囲にその正体を隠しながら人里離れた海辺の町グレン・コルム・キルで静かな生活を送っていた。彼が引退を決めた後、ベルファストの都市で凄惨な爆破事件を起こしたアイルランド共和軍（IRA）の過激派グループが、この町に逃走してくる。彼らの一人が地元の少女を虐待していることを知ったフィンバーは、少女を助けるために制裁を下す。しかしそれがテロリストたちの復讐心に火をつけ、追いつ追われつのゲームが始まってしまった。後戻りできない事態に巻き込まれたフィンバーは、テロリストたちを完全制圧するため、命がけの選択を迫られる。