1960年代、世界中の若者がロンドン発のストリート・ファッションに羨望の眼差しを送った。《スウィンギング・ロンドン》と呼ばれるカルチャーの震源地に伝説のデザイナー、マリー・クワントはいた。教育者の家庭で育ったマリーは、貴族階級出身のアレキサンダーとアートスクールで運命的に出会い、ロンドン初のブティックを立ち上げた。伝統と階級文化が残るイギリスで、ミニスカートを武器にファッション革命を起こしたマリー。彼女が才能を発揮できるように、渉外、広報担当として支え続けたアレキサンダー。当時の熱狂を知る関係者へのインタビューとアーカイブから、マリーの横顔と生涯を添い遂げた夫婦の知られざるエピソードが明かされる。
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