「はちどり」（2018年）で⻑編デビューしたキム・ボラ監督が、2011年にアメリカ・コロンビア⼤学映画科⼤学院の卒業作品として撮った28分の短編。「はちどり」の主⼈公ウニが9歳の時という設定で、「はちどり」の前日譚ともいえる内容になっている。全⽶監督協会最優秀学⽣映画賞やウッドストック映画祭学⽣短編映画部⾨⼤賞などを受賞した。

1988年、韓国がソウルオリンピックで盛り上がっているころ、9歳のウニは、リコーダーの試験で良い結果を残せるように練習に励んでいた。新しいリコーダーを親に買って貰おうとせがむが、⽗親はよその⼥と不倫していて、そのことに気付いている⺟は⼦育てに無関⼼。ウニの願いも無視されてしまう。

JAIHOにて日本初独占配信。