日本映画がサイレントからトーキーに移る黎明期に活躍し、28歳の若さで夭折した山中貞雄が生前に遺した「鼠小僧次郎吉-江戸の巻」を、「銀河鉄道999」(1979年)や「幻魔大戦」(83年)、「メトロポリス」(01年)を手がけたアニメーション監督りんたろうがサイレントアニメーション化。キャラクターデザインに、「童夢」や「AKIRA」の大友克洋が参加、音楽は、「マルサの女」(87年)、「メトロポリス」の作曲家本多俊之、弁士役を「Dr.スランプ アラレちゃん」則巻アラレ役の声優、小山茉美が務める。
江戸八百八町が夜の闇に包まれると屋根裏でガサゴソとする奴が現れる。大富豪から富をいただき貧しい庶民にばら撒く義賊、ご存じ鼠小僧次郎吉。夫に先立たれ、小さな我が子と辛い日々を送る町人お鈴。そんなお鈴を利用して鼠小僧の正体を暴こうとする梵字安五郎と長五郎。罪を憎んで人を憎まず、経験と勘で補物名人と謳われる岡っ引き勘右衛門。江戸の街を舞台に繰り広げられる哀愁を誘う人間ドラマ。映画監督山中貞雄はそんな夢をみている。
公開日: 2024年11月22日
山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」
監督 :
弁士 :
脚本 :
脚色 :
音楽 :
作画監督 :
キャラクターデザイン :
プロデューサー :
2023年 /日本、フランス /23分
公式サイト: https://nezumikozo-jirokichi.com/
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