日本最古の神社の一つ、諏訪大社で、長らく畏怖と謎に包まれてきた中世の祭礼「御室神事(みむろしんじ)」の再現を記録したドキュメンタリー。監督は、ネパールやチベットで生と死の文化を追ってきた弘理子。映像民俗学作品を手がけてきた北村皆雄がプロデューサーを務め、声優の能登麻美子といとうせいこうが語りを務めている。
諏訪盆地では、古来より鹿を生贄とする祭礼が行われてきた。この地域の人たちにとって、鹿とはどんな存在なのか? この問いの答えを求めて600年前に途絶えた謎の「御室神事」を再現する。凍てつく冬、3カ月間にわたって半地下の穴蔵に籠り、鹿の贄を食し、豊穣を願う芸能を奉納する。わずかな史料を手掛かりに、神事を司っていた生き神・大祝(おおほうり)であり、神の使いとされた少年たちの正体を明らかにする。よみがえったのは、穀物と動物の命を重ねる、他に類を見ないいのちへの眼差しだった。
公開日: 2025年01月01日
鹿の国
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2025年 /日本 /98分
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公式サイト: https://shikanokuni.vfo.co.jp/
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