「幻の蛍」(2022年)でデビューした富山県出身の伊林侑香監督と、同作の脚本を担当した伊吹一が再びタッグを組む本作。富山の美しい自然と街の景色を背景に、死と向き合う少女が〝最期の1日〟を天使と過ごし、生きる幸せや温もりを見つけていく。主演は、オーディションで選ばれた富山在住の中川聖菜。キーパーソンとなる天使を岩井堂聖子が演じる。
14歳、中学2年生の奈良希穂(中川聖菜)は、家族も友達もおらず、ずっと1人で暮らしをしている。優しかった父はメモを残して死に、母は壊れて、白装束の団体に身を委ねて姿を消した。ある日、希穂は学校の校舎の屋上から眼下のアスファルトへ静かに一歩踏み出そうとした瞬間、自称天使に手をつかまれ、「人生最期の1日」を共に過ごすことになる。次々に現れるへんてこな人々の機微に触れ、希穂の世界は静かに揺り動かされていく。最期と決めた1日の終わりに彼女を待っていたものとは…。
©「祝日」製作委員会
公開日: 2024年05月16日
祝日
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
照明 :
録音 :
衣装 :
ヘアメーク :
2023年 /日本 /90分
配給 :
公式サイト: https://shukujitsu-movie.com/
新着記事
史実を熱く劇的に「ボストン1947」 走る美学に魅せられた カン・ジェギュ監督
「ターミネーター」シリーズの根幹にあるものとは⁈ シリーズの変遷を振り返り理解を深めよう
〝詰んだ〟貧困一家を襲う悪霊 実録オカルトホラー「デリヴァランス 悪霊の家」の恐怖と痛々しさ
この1本:「ナミビアの砂漠」 フワフワ、今の空気映す