英国を代表するロック・バンドであり、1973年に発表したアルバム「狂気」を頂点に、もっとも成功したロック・バンドの1つであるピンク・フロイド。その初期の活動の中⼼でありながら、薬禍にむしばまれ、わずか5年あまりの活動ののち表舞台から姿を消したシド・バレットことロジャー・キース・バレットの素顔に迫るドキュメンタリー。監督と聞き⼿をつとめたのはシドの旧友にして、レッド・ツェッペリンやブラック・サバス、ピンク・フロイドのアートワークを手がけたアート集団「ヒプノシス」のストーム・トーガソン。2013年のトーガソンの死後は、映像作家のロディ・ボガワが遺志を引き継ぎ完成させた。
本作は、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンら、ピンク・フロイドのメンバーはもちろん、実妹ローズマリー、幼少気の友だちや美術学校時代の教師や学友、ピート・タウンゼント(ザ・フー)やグレアム・コクソン(ブラー)らミュージシャン、ミック・ロックやダギー・フィールズら写真家、美術家、歴代のガールフレンドまで、多数の証⾔と映像でシド・バレットの「狂気」と「天才」の実像に迫る。
©2023 A CAT CALLED ROVER.ALL RIGHTS RESERVED.
©Syd Barrett Music Ltd
©Aubrey Powell_Hipgnosis
公開日: 2024年05月16日
シド・バレット 独りぼっちの狂気
予告編を見る:
監督 :
出演 :
原題:Have You Got It Yet? The Story of Syd Barrett and Pink Floyd
2023年 /イギリス /94分
配給 :
公式サイト: https://www.culture-ville.jp/sydbarrett
新着記事
ウルトラマン、ジョジョ、高倉健、都市伝説!「ダンダダン」の引用&独自性を考察
英国ルームメートと見た「SHOGUN 将軍」 英語にした途端にビュンっと戦国時代が身近に感じられる
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート