「MIRRORLIAR FILMS Season1」で「無題」を撮った藤原知之監督のオリジナル脚本による初めての劇場公開長編作となる本作。凶悪殺人犯の娘になってしまった高校3年生の父への感情や、自分の将来を考える姿を通じて家族への思いを描く。JAPAN FILM FESTINAL LOSANGELES 2023 でBEST FEATURE AWARD(最優秀長編作品賞)を受賞。
高校3年生の椿(湯川ひな)の父・秀明(マツモトクラブ)は、4年前に小学生を殺害する事件を起こして消息を絶ち、もう死んだと思われていた。ある日、秀明に似た男が公園で子供に声をかけたと、目撃情報が入るが別人だった。椿は警察に思いを吐露する。「私、目撃情報を聞いて『お父さんが生きていて嬉しい』と思っちゃったの。また小さい子が襲われかけたのに、私の心もお父さんみたいに壊れているのかもしれない」。2年後、椿の弟が行方不明になる事件が起こる。SNSに「卑劣な殺人犯の息子を殺害した」と犯行声明が出される。だが犯行声明はイタズラで、弟は無事だった。しかし今度は、弟を心配して出てきたのか、秀明が目撃されたという情報が入る。
公開日: 2024年01月25日
誰が為に花は咲く
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
照明 :
録音 :
編集 :
衣装 :
ヘアメーク :
2020年 /日本 /119分
配給 :
公式サイト: https://www.tagatame.org
新着記事
映画に音楽は不要?「観客の気持ちをコントロールしたくない」石橋英子 毎日映画コンクール音楽賞「悪は存在しない」
<考察>「敵」 老境文学部教授が読み解いた「北から来るもの」の正体
杉並区長選 草の根候補の劇的勝利の内幕「政治は〝自分事〟」ペヤンヌマキ監督 「映画 〇月〇日、区長になる女。」
この1本:「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」 悲哀たたえつつ穏やか