世界の映画界で活躍する女性監督と女性キャストが集結し、女性が主人公の７つの物語を紡ぎ出した。「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとして掲げる非営利映画製作会社「We Do It Together」が協力し、企画意図に賛同した多くのキャスト＆スタッフたちが世界中から集まった。日本からは、呉美保が「きみはいい子」（2015年）以来8年ぶりにメガホンをとり、杏の主演で日本の家族の姿を描いた。

「私の一週間」（監督：呉美保）
シングルマザーのユキは、アヤとトワという2人の子どもたちを育てるために、毎日休みなく働く。ユキの朝はせわしなく始まる。朝食を作り、洗濯をし、掃除機をかけ、アヤを小学校へ送り出した後にトワを保育園へ送り届け、経営する弁当屋に出勤。夕方は子どもたちを迎えに行き、習い事に連れて行く。帰宅すると夕食を作り、風呂に入れ、寝かしつけのあと、新しい弁当のメニューを考え、日付が変わった頃に眠りにつくというルーティンを繰り返す。

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