「タクシードライバー」（1976年）、「レイジング・ブル」（1980年）などを手掛けてきたポール・シュレイダーが監督・脚本を手掛け、盟友マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めた本作。徐々に追い詰められ、復讐へと駆り立てられていく主人公をオスカー・アイザックが演じる復讐と贖罪のスリラー。

主人公ウィリアム・テルに「DUNE/デューン 砂の惑星」（2021年）、「ムーンナイト」（2022年）のオスカー・アイザック。ギャンブル・ブローカーのラ・リンダに人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」で、アフリカ系アメリカ人として初めてホストを務めたティファニー・ハディッシュ。ウィリアムと疑似父子のような関係を結ぶ若者カークを「X-MEN:アポカリプス」（2016年）、「レディ・プレイヤー1」（2018年）のタイ・シェリダン。さらに物語の鍵となるウィリアムの元上司ジョン・ゴードをウィレム・デフォーが演じる。

特殊作戦兵士として自らがアブグレイブ捕虜収容所で犯した罪に苦しむ元上等兵のウィリアム・テル。服役後、ギャンブラーとして出直そうとするが、今も過去に犯した行為に心が苛まれている。孤立と絶望を断ち切り、愛と人とのつながりを手にした後でさえも、唯一の解決策は自らの過去に向き合うことだった。

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