イギリスによる植民地支配の終焉が近づく香港バブル経済時代を背景に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀がうずまく巨額の金融詐欺事件を描くアクションエンターテイメント。「インファナル・アフェア」シリーズ以来となる20年ぶりにトニー・レオンとアンディ・ラウが共演。無一文から100億香港ドルを稼ぎ出した〝凄腕詐欺師〟をトニー・レオン、それを追う〝執念の捜査官〟をアンディ・ラウが演じる。「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手掛けたフェリックス・チョンが監督・脚本を務めている。

身ひとつで香港に来た野心家のチン・ヤッイン（トニー・レオン）は、悪質な違法取引を通じて徐々に足場を築いていく。そして80年代株式市場ブームの波に乗ると、資産100億ドルの嘉文（カーマン）世紀グループを立ち上げ、時代のレジェンドとなる。一方、汚職対策独立委員会（ICAC）のエリート捜査官ラウ・カイユン（アンディ・ラウ）は、チンに目を付け、15年間にも及ぶ粘り強い捜査への道のりを歩み始めていた。