監督は、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」（2000年）でカンヌ・パルムドール受賞など輝かしい受賞歴を誇り、90年代にドラマシリーズ「キングダム」でデンマーク最高視聴率50％越えを記録したラース・フォン・トリアー。観る者を挑発するような作風で物議を醸してきたデンマーク出身の監督は、激しい暴力シーンでカンヌ上映中に気絶者が出たとの逸話が残る「アンチクライスト」（2009年）や、自身のうつ病の経験をもとに制作された「メランコリア」（2011年）、ハードコアポルノとして製作された「ニンフォマニアック」（2013年）など、常に話題作を発表してきた。最新作の「キングダム エクソダス〈脱出〉」は、映画作品として全編5時間超えの長編。第79回べネチア国際映画祭でワールドプレミア上映された。

コペンハーゲンの巨大病院＜キングダム＞で起こる、数々の不可解な事件。夢遊病者のカレンは、謎の声に導かれキングダムへと辿り着く。世界を破滅から救うために。

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