監督・脚本・編集は、2015年に自主制作映画「数多の波に埋もれる声」で長編映画監督デビューし、「科捜研の女」や「遺留捜査」「刑事7人」など人気ドラマの監督としても活躍する宗野賢一。2020年に全国劇場公開された「フェイクプラスティックプラネット」では、マドリード国際映画祭2019最優秀外国語映画主演女優賞を山谷花純が受賞した。本作は、緻密に伏線が張り巡らされたサイコ・スリラー。 

とある薄暗いマンションの一室で、燃える車の絵を荒々しく描く謎の白髪の老婆。ちょうどその頃、エン（佐藤玲）は、山道での交通事故で両親と弟を失うという悪夢から目を覚まし、数日後に予定している家族旅行について、不吉な予感に襲われていた。エンは父親に旅行をやめさせようと試みるも、聞く耳を持たない。そんな中、同じマンションの住人の百合子さんは、エンに夢で見た交通事故はもうすでに起こった出来事だと告げる。もしそれが本当だとしたら、今エンの目の前にいる家族はいったい誰なのか…？

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