第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞し、第94回アカデミー賞国際長編映画賞ロシア代表にも選ばれた本作。監督・脚本は、本作が長編第2作となる注目の女性監督キラ・コバレンコ。ロシア映画批評家協会賞の最優秀監督賞、脚本賞、主演女優賞を受賞した。

ロシア南西部のコーカサス地域、北オセチア共和国の工業都市ミズールで暮らすアダ。かつて学校で起こったテロ事件によって心身に深い傷を負っている彼女は、過剰なまでに束縛する父と寂れた町に息苦しさを感じ、この暮らしから抜け出したいと願っていた。ある日、大都市ロストフで働いている兄アキムが帰ってくる。アキムは街の病院でアダに手術を受けさせようとするが、娘を離したくない父の同意は得られない。しかし、父が病気で倒れると、アダはある行動に出る。

JAIHOで日本初独占配信。