ゴヤ賞最優秀長編アニメーション映画賞を受賞した「サイコノータス 忘れられたこどもたち」（2015年）のアルベルト・バスケス監督の長編2作目。キュートなキャラクターの見た目に反して、強烈な表現で分断による争いの無意味さを描く反戦ダーク・ファンタジー・アニメーション。

魔法の森に住む「テディベア」と「ユニコーン」は、先祖代々に渡って戦いを繰り広げていた。テディベアのアスリンは、双子の兄ゴルディと新兵訓練所で特訓の日々を過ごしていたが、ある日、帰ってこない部隊を捜すための捜索部隊に参加し、森の中で危険な生物や無残な姿となった隊員たちを目撃する。彼らの聖書にある「最後のユニコーンの血を飲む者は、美しく永遠の存在になる」という言葉を信じて、アスリンたちは、ユニコーンの生息する深い森へと進軍していくが、その地で起こる悲惨で残酷な出来事には、とんでもない結末が待ち受けていた。

2024年5月25日（土）よりシアター・イメージフォーラムにて先行公開。
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