亡き母がビジュアル系バンドが好きなバンギャルだったと知った女子高生が、楽曲やビジュアル系カルチャーに興味を持ち、亡き母の軌跡をたどりながら自己を見つめ、成長していく姿を描く。本作は、メディアミックス・ジャパン(MMJ)のよる若⼿社員を対象にした劇場⽤映画企画のプロデュースの機会を与えるプロジェクト「M CINEMA」のから生まれ、企画した小澤プロデューサーの「元気のないビジュアル系シーンを盛り上げたい!」との思いが込められている。
主人公のマリアを演じるのは、モデルで俳優の菊地姫奈。共演は藤重政孝、サヘル・ローズ、佐藤流司、藤田朋子らに加え、BugLug,Azavanaなど注目のビジュアル系バンドメンバーらも多数参加している。撮影は、老朽化で移転が決まっていた老舗ライブハウス、目黒鹿鳴館で行われ、米米CLUBやTHE MODS、LUNA SEAやGLAYなど、数々のバンドを輩出した〝聖地〟の最後の姿が収められている。
母子家庭で育ったマリアは、突然母を亡くしてしまう。彼女が遺品整理 をしていると、母が若い時に収集していたCDと写真、日記、そして自分の名前と同じ「MARIA」と書かれた再生できないデモテープを見つける。デモテープの中身は一体どんな曲なのか? 母の秘密を知るためにマリアはライブハウスへと向かう。そこで待っていたのは、ビジュアル系と呼ばれる奇天烈な音楽だった。
公開日: 2025年03月31日
V. MARIA
監督 :
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脚本 :
2025年 /日本
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