人気CMディレクターたちが、それぞれに置かれた環境の中で揺れ動く少女たちのまぶしさを描いた3つの短編映画オムニバス。実力派の若手女優たちが、気鋭の映像作家たちとタッグを組んだ。

©2023わたしと、私と、ワタシと

・「ただ夏の日の話」（脚本・監督：松岡芳佳／出演：深川麻衣・古舘寛治・高嶋香帆ほか）
酒に呑まれ記憶を無くし、陽月はなぜか「桐生」に来てしまっていた。部屋の中には、どこのだれかも知らない〝おじさん〟。そんな、見知らぬ場所で見知らぬ人と過ごした、〝ただの〟夏の日の話。 
2021年／25分

・「春」（脚本・監督：大森歩／出演：古川琴音・花王おさむ・加藤才紀子）
認知症のジィちゃんと美大生の孫アミ、2人の1年間を描く。子供返りしていくジィちゃん。イライラを募らせるアミは、描きたいものが描けず、自信を失っていくが、ある日、初めて聞くジィちゃんの話に気持ちが動かされる。
2018年／27分

・「冬子の夏」（監督：金川慎一郎／企画・脚本：煙山夏美／出演：豊嶋花・長澤樹・関太（タイムマシーン 3 号）ほか）
高校最後の夏、進路を決められずにいる冬子と親友のノエル。のらりくらりと日々を送る2人だったが、行く末を定めつつあるノエルの様子に、冬子は苛立ちや焦りを募らせる。行き着いた満開のひまわり畑で、2人は大きな岐路を迎える。
2023年／20分