もう若いと言えない人生半ばの男女の思いが交錯する〝第二の青春映画〟とも言うべきヒューマンドラマ。「ある役者達の風景」(2021年)の沖正人監督が生まれ故郷を舞台に、自身の人生を投影した。主演は、三浦貴大、武田航平がダブル主演し、咲妃みゆがヒロインを務める。
広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市で生まれ、島から出ず生きてきた修司(三浦貴大)は、家の畑で父親が突然死した事にずっと責任を感じ、母と実家暮らしで、うだつの上がらない日々を送っていた。そんなある日、東京で映画監督として活躍している幼馴染の和也(武田航平)が、故郷の江田島を舞台に映画を撮る事をテレビで知る。そんな頃、二人が好きだった幸恵(咲妃みゆ)は妻子ある男と付き合っていた…。3人の思いが交錯する中、映画の撮影が始まる。
公開:2025年夏、広島先行公開。秋に全国に拡大公開を予定。
やがて海になる
監督 :
出演 :
2025年 /日本
配給 :
公式サイト: https://yagateumininaru.jp/
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