手がけたのは、前作の「テディ」（2020年）が、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出されたフランス人の双子監督ルドヴィック＆ゾラン・ブケルマ。〝フランス史上初のサメ映画〟の本作は、オフビートな風刺が効いたフランスらしいスタイリッシュなコメディ。

舞台はフランス南西部にある美しいリゾート地ラ・ポワント。ある日、この小さな村で正体不明の怪物に襲われた男性が発見される。観光客で賑わうビーチは大パニックとなり閉鎖。早期退職を予定していた海上警察官のマジャは、これがサメの仕業であると推理し、最後の任務としてサメ退治に挑む。勇敢な彼女はサメの捕獲に成功し、地元の人からも祝福されながら引退する。しかし、新たな遺体の一部が発見され、海岸地帯は再び警戒態勢に。一転、地元の人たちから非難を浴びたマジャは、再びサメ退治に向かう。

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