あき たけじょう
1947年4月03日 生まれ
足を洗って気質の仕事をしていた男がやむを得ない事情でやくざな世界に戻る姿を描いた人情物。大阪でいい顔のやくざ家業だった修治(高倉健)は今では漁師となって妻(いしだあゆみ)と暮らしている。この町に蛍子(田中裕子)という女が流れてきてきて飲み屋を開くが、蛍子のヒモ・矢島(ビートたけし)がやってきて暴れ回る。大阪の組織に連れられていった矢崎を助けて欲しいと頼まれた修治は、やくざな世界に自ら帰って行く。(追悼特別展「高倉健」図録より)
函館の居酒屋を舞台に、そこに出入りする人間群像を主人の目を通して描く。函館で小さな居酒屋を妻(加藤登紀子)とともに構えている兆治こと藤野英冶(高倉健)。後輩の岩下(田中邦衛)、酒乱気味のタクシー会社社長・河原(伊丹十三)たちで店は賑わっている。英冶にはかつての恋人さよ(大原麗子)との苦い過去があった。さよの縁談に無職だった英冶は反対できなかったのだ。しかし、さよは英冶を想い続けていた。(追悼特別展「高倉健」図録より)