夜叉

足を洗って気質の仕事をしていた男がやむを得ない事情でやくざな世界に戻る姿を描いた人情物。大阪でいい顔のやくざ家業だった修治(高倉健)は今では漁師となって妻(いしだあゆみ)と暮らしている。この町に蛍子(田中裕子)という女が流れてきてきて飲み屋を開くが、蛍子のヒモ・矢島(ビートたけし)がやってきて暴れ回る。大阪の組織に連れられていった矢崎を助けて欲しいと頼まれた修治は、やくざな世界に自ら帰って行く。(追悼特別展「高倉健」図録より)

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