Baz Poonpiriya
1981年3月23日 生まれ
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」「プアン/友だちと呼ばせて」
ニューヨークでバーを経営するボス(トー・タナポップ)に、かつての親友で今はタイに暮らすウード(アイス・ナッタラット)から電話がかかってくる。白血病で余命宣告を受け、最期の頼みを聞いてほしいというのだ。ボスはウードがタイで元カノを訪ねる旅の運転手となって、思い出をたどり心残りに決着をつける手助けをするが……。 若い男女の傲慢さや嫉妬、傷ついた日々をカセットテープの音楽やしゃれたカクテルで包み込んだ。ニューヨークやタイの風景もあいまって、ノスタルジックで甘さと苦さがほどよく混ざり合った感情を軽快なテンポで見せる。シンプルだがさりげないラストも心地よい。 ただ、全編、特に後半に行くほど男目線のス...
2022.8.05
けんか別れして国に帰った友人からの突然の電話で、米ニューヨークからタイに呼び出されたボス(トー・タナポップ)。白血病で余命を宣告されたその友人・ウード(アイス・ナッタラット)に頼まれ、彼のかつての交際相手たちを訪ねる旅に運転手として付き合わされます。彼女たちに過去の出来事を謝り後悔なく死んでいきたいと言う彼と共に、バンコクからコラート、サムットソンクラーム、チェンマイへと旅をします。命の恩人でもあったウードのためにと思っていたボスですが、旅の終わりに自身の生まれ故郷・パタヤに着いた時、本当の目的を知らされます。ウードが会って謝りたかったのは、元カノたちではなくボスだったのです。 自分の人生の...
英月
2022.8.04
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(2017年)、「プアン/友だちと呼ばせて」(2022年)のバズ・プーンピリヤ(ナタウット・プーンピリヤ)が2012年に発表した長編監督デビュー作。2013年スパンナホン賞で脚本賞・編集賞・男優賞を受賞。 ニューヨークに住むタイ人の3人の若者が、正月パーティを計画。新年のカウントダウンを最高の気分で迎えるために、ジーザスと呼ばれる麻薬の売人にアパートにヤクを届けてもらおうとする。しかしそれは、悪夢の始まりになる。
白血病で余命宣告を受けたウード(アイス・ナッタラット)は、ニューヨークに住む親友のボス(トー・タナポップ)をタイに呼び戻し、ウードの元恋人たちを訪ねる旅に出る。彼女たちに返したいものがあるというのだ。3人の女性を訪ねた後、ウードはボスを呼び戻した本当の理由を語り始める。 ©2021 Jet Tone Contents Inc.All Rights Reserved.