「ケナは韓国が嫌いで」 〝ここより良いどこか〟を求めるたくましさがまぶしい
28歳のケナ(コ・アソン)は韓国での生活に希望を感じられず、〝幸せ〟を求めてニュージーランドに脱出。新しい土地で働きながら学び、出会いを重ねていく。暗くて寒そうな冬の韓国と、明るく生き生きした夏のニュージーランドを象徴的に対比させながら、ケナの奮闘を軽やかに描き出す。 ケナは、単調な仕事や長時間通勤、「結婚したら養う」などと言う恋人にうんざり。しかし見方を変えれば、安定した仕事があり優しい恋人がいる。大金持ちになりたいとか世の中に知られたいといった野心もなさそう。「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公が男性支配社会で苦しんだのと比べれば、まだまし。それでも、韓国社会の窮屈さや停滞感に圧迫され...