さいとう いちろう
1909年8月22日 生まれ
日本の映画音楽の作曲家。
大佛次郎の新聞での連載小説を映画化。死期を悟っている父と古風な姉と勝気な妹、姉を疑う病弱な夫と昔の恋人、その青年に思いを寄せる未亡人といった多彩で複雑な人間関係を田中絹代、高峰秀子らスターが演じる。
焼け野原で迷った孤児を、文句を言いつつも引き取って面倒を見てやる長屋の心ある人々。シンガポールから引き揚げてきた小津安二郎監督の戦後第1作、新しい小津世界を築き上げるきっかけとなった作品。