Banjong Pisanthanakun
1979年9月10日 生まれ
映画監督、脚本家「心霊写真」(2004年)監督・脚本「女神の継承」(2021年)監督・脚本「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」(2023年)製作
不条理なストーリー展開と恐怖描写が際立っていたオカルト映画「哭声/コクソン」の韓国人監督ナ・ホンジンが、製作・原案を手がけたタイのホラー映画である。とある村で先祖代々、巫女(みこ)の務めを受け継いできた一族が、邪悪な何かによって脅かされていく。 縫製の仕事で生計を立てながら、現役の巫女として村人の悩みに耳を傾ける中年女性ニム(サワニー・ウトーンマ)。そんな彼女のめいで、快活な現代っ子のミン(ナリルヤ・グルモンコルペチ)が奇怪な言動を連発し、ニムは姉ノイから助けを求められるが……。 イサーン地方の田舎で撮影した映像世界は、東南アジアらしいジットリとした空気感からしてハリウッドのホラーとは異質...
2022.7.30
小さな村で暮らす若く美しい女性ミンが、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動を繰り返すようになる。途方に暮れた母親は、祈祷師である妹のニムに助けを求める。もしやミンは一族の新たな後継者として選ばれて憑依され、その影響でもがき苦しんでいるのではないか…。やがてニムはミンを救うために祈祷を行うが、彼女に取り憑いている〝何者か〟の正体は、ニムの想像をはるかに超える強大な存在だった。 2024年11月23日に東京・シネマート新宿で開催される 「怨念タイホラー カオマンガイナイト!」 で上映。 日本公開:2022年7月29日
一卵性双生児のワンウェーウとウェーウワン・ホンウィワット姉妹監督による、ふたご姉妹の物語。「女神の継承」(2021年)のバンジョン・ピサンタナクーン監督がプロデュースを務めた。主人公のふたご姉妹のユーとミーをティティヤー・ジラポーンシンが一人二役で演じる。 中学生のユーとミー。2人は一卵性双生児の姉妹。生まれた時からいつでも一緒。隠し事なくなんでもシェアしてきた。食べ放題のレストランだって、話題の恋愛映画だって、一人分の料金で二人分楽しんじゃう。ユーが苦手な数学の追試も、得意なミーが代わりに受けても誰も気づかない。そんな絶対的な信頼関係の2人に変化が訪れる。ハーフで色白、肩幅が広くて笑うと八...
「女神の継承」(2021年)や、「フェート/双生児」(07年)などを手がけたバンジョン・ピサンタナクーンの単独監督デビュー作。タイで2010年に公開され、年間No.1ヒットを記録したロマンティック・コメディ。主演は「カミングスーン」(08年)のチャンタウィット・タナセーウィー。タイのアカデミー賞といわれるスパンナホン賞で8部門にノミネートされ、主演女優賞を受賞した。 なりゆきで韓国にやってきた男性と、「冬のソナタ」好きで大のヨン様ファンであるタイ人女性がソウルで偶然出会う。互いの名前を知らぬまま一緒に旅をすることになった2人の間に、徐々に特別な感情が芽生えるが…。
「フォービア/4つの恐怖」(2008年)のヒットをうけて製作され、前作を超える大ヒットとなった5話構成のオムニバス・ホラー。前作から引き続き「女神の継承」(2021年)のバンジョン・ピサンタナクーン、「セブン・サムシング」(2012年)のパウィーン・プーリジットパンヤー、「心霊写真」(2004年)のパークプム・ウォンプム、さらに「フェーンチャン ぼくの恋人」(2003年)の監督の1人であるソンヨット・スックマークアナンと、「フリーランス」(2015年)や「カウントダウン」(2012年)など、数々のヒット作をプロデュースし、前作と今作の製作総指揮でもあるウィズート・プーンウォララックが加わった。...
「女神の継承」(2021年)のバンジョン・ピサンタナクーン、「ゴースト・ラボ:禁断の実験」(2021年)のパウィーン・プーリジットパンヤー、「アタック・ナンバーハーフ」(2000年)のヨンユット・トンコントーン、「心霊写真」(2004年)のパークプム・ウォンプムのタイを代表する4人のヒット・メーカーが集結した4話構成のオムニバス・ホラー。2009年スパンナホン賞で最優秀編集賞を受賞。 「真ん中の人」(監督:バンジョン・ピサンタナクーン) ジャングルの奥地へキャンプに出掛けた4人の若い男たちが、夜にテントの中で怖い話をして楽しんでいる。「もしこの中で誰かが死んだ場合どうするか?」という話にな...