Laura Wandel
1984年生まれ、映画監督、脚本家「Playground/校庭」(2021年)監督・脚本
小学校に入学した7歳のノラ(マヤ・バンダービーク)。人見知りの彼女は、なかなか居場所を見つけることができずにいる。同じクラスの女の子ふたりと仲良くなるが、三つ上の兄、アベル(ガンター・デュレ)がいじめられているところを目撃。大好きな兄を助けたいと思うが、アベルは誰にも言うなと命じてくるのだった。 小さな子供が家族のもとから離れ、学校というコミュニティーに初めて足を踏み入れる。その瞬間の怖さや緊張感、高揚感を、ドキュメンタリータッチの映像で描き出した1時間12分の作品。音楽はなく、学校にあふれる音を生かした作りによって、この小さな社会こそが世界の全部だった頃の感覚が生々しくよみがえる。あくまで...
2025.3.14
2月13日、東京・目黒の目黒パーシモンホールにて行われた第79回毎日映画コンクールの贈呈式。受賞者がそれぞれの喜びや感動を自らの声で伝えました。その模様の写真を日本橋室町のCOREDO室町1B1エスカレーター横にて展示します。監督・俳優部門受賞者が電照パネル・ルーファスにて掲示されます。パネルの中のQRコードを読み込めばひとシネマ内の第79回毎日映画コンクールの記事が読むことができます。期間は3月18日(火)~4月7日(月)。 なお、期間中イベントの模様を「#第79回毎日映画コンクール」を付けてX、Facebook、Instagramにアップすると抽選で 「 TOHOシネマズ日本橋 」 ...
PR三井不動産商業マネジメント
2025.3.10
どこにでもありそうな小学校を舞台に、全編を主人公である7歳の少女の視点で描き、大人にはうかがい知れない、あまりにも過酷な現実をあぶり出す。監督・脚本はブリュッセル生まれのローラ・ワンデル。デビュー作である本作で、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、国際批評家連盟賞を受賞した。 小学校に入学したノラは、人見知りで校内に居場所がない。やがて同じクラスの2人の女の子と仲良しになるが、3つ年上の兄アベルが大柄なガキ大将にイジメられている現場を目の当たりにしショックを受ける。優しい兄が大好きなノラは助けたいと願うが、なぜかアベルは「誰にも言うな」「そばに来るな」と言う。その後もイジメは...