Marie Amachoukeli-Barsacq
1979年7月15日 生まれ
映画監督「クレオの夏休み」(2023年)「Party Girl」(2014年)
パリで父親(アルノー・ルボチーニ)と暮らすクレオ(ルイーズ・モーロワ・パンザニ)は、長い時間をともに過ごしている乳母のグロリア(イルサ・モレノ・ゼーゴ)のことが大好きな6歳の女の子。ある日、家族の事情によって、グロリアは故郷であるアフリカの島国、カーボベルデへと帰ってしまう。夏休み、クレオは彼女に会うために、ひとりで異国へと旅立つ。 新鋭監督、マリー・アマシュケリが自身の体験を基にして生み出した物語だという。いつも自分を温かく包み込んでくれた乳母を慕うクレオの思いとまなざしには混じり気がなく、グロリアの孫である赤ん坊にむき出しの嫉妬心を向けてしまうこともある。監督は愛らしさも危なっかしさもす...
2024.7.12
監督は、「Party Girl(原題)」(共同監督)でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。6歳の少女と移民の女性のナニー(乳母)の血のつながりを超えた愛の絆を、少女の目線で瑞々しく描く感動作。監督自身の幼い頃にナニーの女性に育てられた実体験が投影されている。主人公のクレオを演じたのは、公園で遊んでいたところを偶然見出され、撮影当時5歳半だったルイーズ・モーロワ=パンザニ。 パリで父親と暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。本当の母娘のように思い合っていた2人だった...