監督は、「Party Girl(原題)」(共同監督)でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。6歳の少女と移民の女性のナニー(乳母)の血のつながりを超えた愛の絆を、少女の目線で瑞々しく描く感動作。監督自身の幼い頃にナニーの女性に育てられた実体験が投影されている。主人公のクレオを演じたのは、公園で遊んでいたところを偶然見出され、撮影当時5歳半だったルイーズ・モーロワ=パンザニ。
パリで父親と暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。本当の母娘のように思い合っていた2人だったが、ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることになる。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子供たちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ。
「クレオの夏休み」Ⓒ2023 LILIES FILMS
公開日: 2024年07月11日
クレオの夏休み
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監督 :
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原題:Àma Gloria
2023年 /フランス /83分
配給 :
公式サイト: https://transformer.co.jp/m/cleo/
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