大ヒット公開中「ディア・ファミリー」プロデューサーが第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞「ゴジラ-1.0」を振り返る「自由度と日本映画の未来」
第96回米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」は、日本映画がアニメだけでなく実写作品でも興行、クオリティーの両面で世界に通用することを強く印象付けた。プロデューサーとして企画、製作のみならず、アカデミー賞という舞台でロビー活動や選考への対応、興行など世界規模の映画製作とその側面を体験してきたのは東宝のプロデューサー、岸田一晃だ。最新作「ディア・ファミリー」でも自身初の実話の映画化でその手腕を発揮している。 岸田は昨年10月以降、何度も渡米。アメリカでの興行とアカデミー賞の現場を見てきた。「アカデミー賞にかかわるさまざまな体験、視点、発想の転換など学ぶべきことばかりだった。受...
鈴木隆
2024.6.18