ひとシネマZ世代ライターが書いた「I am Sam アイ・アム・サム」のコラムを元キネ旬編集長が評価する
大学生のひとシネマライター古庄菜々夏が書いた映画コラムを読んで、元キネマ旬報編集長・関口裕子さんがこうアドバイスをしました(コラムはアドバイスの後にあります)。 あらゆる立場に立って何回もこの映画を見返す 「人は誰しも誰かの母親や父親、子供であることを思い出させてくれる」。「I am Sam アイ・アム・サム」を見た古庄菜々夏さんが、一番に伝えたいと思ったのはこれだ。 古庄さんはそれを、いくつかのパートに分けて説明してくれた。 まずは、7歳ながら大人の会話を理解し、父親を気づかうサムの娘ルーシーのパート。次に、弁護士としてサムを支えながらも仕事に忙殺されて子どもや夫とう...

関口裕子

古庄菜々夏
2023.6.03