つげよしはる
漫画家。「無能の人」「ねじ式」原作:「雨の中の慾情」
「岬の兄妹」(2018年)や「さがす」(21年)、ドラマ「ガンニバル」の片山慎三監督が、「ねじ式」「無能の人」等で知られる漫画家つげ義春のシュルレアリスム作品「雨の中の慾情」を映画化。片山慎三監督とは、「ガン二バル」でもタッグを組んだ大江崇允が脚本協力で参加した本作は、つげ義春の原作を起点に2人の男と1人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる、数奇なラブストーリー。第37回東京国際映画祭コンペティション部門公式出品作品。 貧しい北町に住む売れない漫画家・義男(成田凌)は、怪しい商売をしているらしい大家の尾弥次(竹中直人)に自称小説家の伊守(森田剛)とともに引っ越しの手伝いに駆り出され、離...
売れない漫画家の助川(竹中直人)は河原で石を売り始める。妻のモモ子(風吹ジュン)と息子の三助を養わなくてはならないと思っているが、漫画は描けず、商売に手を出しては失敗続き。石のオークションに参加すれば失敗して持ち出しになる始末。助川と家族のエピソードを、とぼけた味わいでつづる。 つげ義春の同名漫画を原作とした、竹中直人の監督デビュー作。ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、毎日映画コンクールでは竹中のスポニチグランプリ新人賞などを受賞した。