プロデューサー「スオミの話をしよう」
著名な詩人の妻スオミが行方不明になった。元夫の刑事はすぐに捜査を開始すべきだと主張するが、詩人は大事にしたくないと聞こうとしない。やがて、スオミの元夫たちが続々と集まってくる。誰が一番スオミを愛し、愛されていたか。男たちは熱く語り合うが、彼らが語るスオミは見た目も性格もまるで別人だった。スオミの正体は何者か、どこへ消えたのか。脚本・監督の三谷幸喜が「舞台の手法で映画を撮りたい」と挑んだミステリーコメディー。