まつざか とおり
1988年10月16日 生まれ
大富豪の詩人、寒川(坂東彌十郎)の妻スオミ(長澤まさみ)が誘拐された。寒川はスオミの5番目の夫で、警察沙汰にしたくないと前夫の刑事、草野(西島秀俊)にひそかに捜査を依頼する。屋敷には庭師の魚山(遠藤憲一)、草野の上司、宇賀神(小林隆)、ユーチューバーの十勝(松坂桃李)と、スオミの元夫たちが集まってくる。5人の男たちが語るスオミはまるで別人だった……。 三谷幸喜脚本・監督による9作目のコメディー映画。スオミの真の姿と誘拐事件の真相を巡って展開する物語の大半は、寒川邸の居間での会話劇。大きなセットを俳優たちが縦横に歩き、丁々発止のやりとりが飛び交う。設定は舞台劇のようだが、カメラが俳優と共に動き...
2024.9.13
2年連続最も読まれた署名記事となった「二宮和也が演じた悲劇の人 山本幡男の遺書とシベリア抑留 『ラーゲリより愛を込めて』解題」。そのほかにも今年多くの「ラーゲリ~」関連記事にアクセスが集まりました。そのうちのベスト5を再度掲載します。 現在、各種配信サービスにて購入、鑑賞可能です。 1位 二宮和也が演じた悲劇の人 山本幡男の遺書とシベリア抑留 「ラーゲリより愛を込めて」解題 - ひとシネマ (mainichi.jp) 2位 「ラーゲリより愛を込めて」氷海のクロは実在した、公開記念展示企画実施中 - ひとシネマ (mainichi.jp) 3位 ノルマはロシア語! 袖...
ひとシネマ編集部
2024.1.01
シベリア抑留者と日本で帰りを待つ家族の愛を描いた「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など製作委員会) が動員190万人を超え異例の大ヒットロングラン上映中です。 現在、東京都千代田区のKITTE地下1階で「ラーゲリからのメッセージ~シベリア抑留の記憶をつなぐ~」を開催している舞鶴引揚記念館館長の奥本護さんは「企画当初は公開から時期がずれていて残念だと思っていたのですが、映画がロングランになってくれたおかげで多くのお客様に来場いただいています」と手ごたえを語ってくれました。 今回は多くの抑留者を迎えた京都府舞鶴市にあり「ユネスコ世界記憶遺産」登録資料を多数所蔵する舞鶴引揚記念館と都内新宿区...
宮脇祐介
2023.3.02
170万人以上動員の「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など製作委員会)が全国で大ヒット・ロングラン上映中です。 また、映画を見てシベリア抑留について興味を持つ人が増えています。 そんな中、京都府舞鶴市営の舞鶴引揚記念館と、東京都新宿区・平和祈念展示資料館が連携協力し、合計約90点のシベリア抑留者(以後、抑留者)にまつわる資料を展示する「舞鶴引揚記念館・平和祈念展示資料館 合同展示キャラバンin丸の内 『ラーゲリ(収容所)からのメッセージ ~シベリア抑留の記憶をつなぐ~』」が開催されます。 戦後78年を迎え、戦争を知らない世代が大多数を占める昨今。両館は戦争が終結したにも関わらず、約...
2023.2.08
22日現在動員74万人超の動員で大ヒット公開中の「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など製作委員会)。 新宿・平和祈念展示資料館で開催中の特別展示「映画『ラーゲリより愛を込めて』の世界」では、映画や展示の感想を自由に書き込めるメッセージノートを館内に設置しています。 瀬々敬久監督をはじめ、映画関係者のメッセージも書かれています。 特別展示「映画『ラーゲリより愛を込めて』の世界」は2023年1月15日(日)までの開催。 来館の際は、ぜひノートにあなたの想いを綴ってください! なお、同時開催中の企画展 「言葉は海を越えて 収容所と日本を結んだ葉書」Ⅰ期:異国の丘にて [1946-195...
2022.12.23
公開中の映画「ラーゲリより愛を込めて」(瀬々敬久監督、毎日新聞社など製作委員会)の「大ヒット御礼舞台あいさつ」が21日、東京・日比谷の映画館で行われた。主演の二宮和也さん、共演の松坂桃李さん、中島健人さん、桐谷健太さんが映画について語った。 二宮和也さん 松坂桃李さん 中島健人さん 桐谷健太さん 映画は第二次世界大戦後、ソ連・シベリアの強制収容所に抑留された日本人とその帰りを待つ家族を描いた。 映画の主題歌を担当したMrs. GREEN APPLEのボーカル、大森元貴さんも登壇。主題歌の「Soranji」を弾き語りで歌った。 大森元貴さん ...
2022.12.21
生きる意味とは。 誰もが一度は考えたことがあるだろう。 今回紹介する映画「ラーゲリより愛を込めて」は、第二次世界大戦終戦後、シベリアの強制収容所で過酷な生活を送った日本人抑留者の実話を元にした物語。 死んだ方がマシだ。 そう思わざるを得ない過酷な環境で、それでも必死に生きることを唱え続けた山本幡男と、山本を取り囲む抑留者、そして日本で山本の帰りを待ち続けた妻・モジミをはじめとする家族の姿を描いた作品だ。 第二次世界大戦終戦後、戦争を生き抜いた人々は大陸から全員が日本に帰れたわけではない。 極寒シベリアの収容所〈ラーゲリ〉に、身に覚えのない罪で収容された人たち。 やっとの思いで戦争を生き抜...
青山波月
2022.12.18
第二次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された日本人と日本で待つ家族を描いた映画「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など製作委員会)が全国で大ヒット上映中だ。死と隣り合わせの絶望的な状況下で、生きる希望を唱え仲間を励まし続けた実在の人物、山本幡男さんを演じた二宮和也さんと瀬々敬久監督がインタビューに応え、撮影現場の様子や本作への思いを語ってくれた。 シベリア抑留、縁感じて 瀬々監督は、映画化の意味について「全体的には愛の物語だが、今もそうだが、国と国が利害関係で争って犠牲になるのは国民。その悲劇を伝えたほうがいいと思った。日本が悪いとかソ連が悪いとか...
鈴木隆
2022.12.14
全国で公開中の「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など制作委員会)の大ヒットを記念してTOHOシネマズ日比谷にて舞台挨拶を行い、その模様を全国の劇場100館で生中継します。 【作品】ラーゲリより愛を込めて 【内容】大ヒット舞台挨拶(&全国生中継) 【劇場】TOHOシネマズ日比谷 【日程】12月21日(水) 18時00分の回 【登壇】二宮和也、、松坂桃李、中島健人、桐谷健太(予定) なお、生中継付き上映回のチケットは 12月18日(日)0:00(=12月17日(土)24:00)より 各劇場にて順次販売開始予定です。 舞台挨拶詳細・中継先劇場はこちらから ↓↓↓ ...
現在上映中「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など製作委員会)の大ヒットを記念して、『オリジナルもこもこ靴下』を3名様にプレゼントします。 映画「ラーゲリより愛を込めて」とは 第二次世界大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する抑留者たちに、山本は訴え続けた― 山本はどんな劣悪な環境にあっても分け隔てなく皆を励ました。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍ってい...
2022.12.13
第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所に抑留された日本人と日本で待つ家族を描いた映画「ラーゲリより愛を込めて」(毎日新聞社など製作委員会)が9日、全国で公開され、東京・六本木の映画館で初日舞台あいさつがあった。 主演の二宮和也さん、北川景子さんら出演者と、瀬々敬久監督が登壇。二宮さんは「ようやく見てもらえてほっとしている。(見た人の心に)温かく染み入ったと信じています」と話した。 北川さんは「男性陣が命がけで撮影に臨んでいたので、早く届いてほしいと思っていた」と語り、瀬々監督は「『泣けた』という反響が多い。困難なものに対して貫き通す心が伝わったと思う」と手応えを感じた様子だった...
2022.12.09
「希望」を失わず、一生懸命に生きた人山本幡男 泣いた。 映画を見終えた後の帰り道でも私は泣いていました。 こんな体験は初めてでした。 会場では、大人たちのはなをすする音が止まりませんでした。 私の目からも涙が出ていました。泣き終えたと思ったらまた流れる。 止まらなかったのです。 第二次世界大戦が終わった後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)で過ごした人たちがいます。ラーゲリで過ごす抑留者たちは、生きる希望を失っていました。そんな中、ダモイ(帰国)できる日が必ずくると信じ、誰よりも希望を語り続けた人がいました。日本にいる家族と会えないまま、何年もラーゲリで時間を過ごした。家族と再会できること...
和合由依
2022.12.05
絵に描いたような最高の結婚生活を送っているように見える人気女優とイケメン政治家。だが実際は、とにかく離婚したくて仕方ない2人だった。 Netflixシリーズ「離婚しようよ」は配信中
江戸時代末期に、死に至る病と恐れられた疱瘡(天然痘)から人々を救うため、私財をなげうって種痘の普及のために尽力した実在した町医者・笠原良策の生涯を描く。監督・共同脚本は、「雨あがる」(2000年)や「蜩ノ記」(14年)、「峠 最後のサムライ」(22年)など、人間の美しい在り方を映画にしてきた小泉堯史。笠原良策役は、「流浪の月」(22年)で第46回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李。良策の妻・千穂役に芳根京子、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役を役所広司が演じる。 第37回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」部門出品作品。
著名な詩人の妻スオミが行方不明になった。元夫の刑事はすぐに捜査を開始すべきだと主張するが、詩人は大事にしたくないと聞こうとしない。やがて、スオミの元夫たちが続々と集まってくる。誰が一番スオミを愛し、愛されていたか。男たちは熱く語り合うが、彼らが語るスオミは見た目も性格もまるで別人だった。スオミの正体は何者か、どこへ消えたのか。脚本・監督の三谷幸喜が「舞台の手法で映画を撮りたい」と挑んだミステリーコメディー。
堺雅人主演! 阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった日本を代表する超豪華俳優陣が初共演を果たす。前例のないエンタメがついに幕を開ける! 「敵か味方か、味方か敵か――冒険が始まる。」限界突破! アドベンチャードラマ。 ©TBS U-NEXT Paraviコーナーで全話配信中 福澤克雄監督ら演出陣が語る『VIVANT別版 ~副音声で福澤監督が語るVIVANTの世界~』はU-NEXT独占配信中
昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島・呉原――。そこは、いまだ暴力団組織が割拠し、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の「加古村組」と地場の暴力団「尾谷組」との抗争の火種がくすぶり始めていた。そんな中、「加古村組」関連企業の金融会社社員が失踪する。失踪を殺人事件と見たマル暴のベテラン刑事・大上と新人刑事・日岡は事件解決のために奔走するが、やくざの抗争が正義も愛も金も、すべてをのみ込んでいく……。警察組織のもくろみ、大上自身に向けられた黒い疑惑、さまざまな欲望をむき出しにして、暴力団と警察を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦が起ころうとしていた……。 ©2018 「孤狼の血」製作委員会
日本テレビ系列で2016年4月期に「日曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」のスタッフ、キャストが再結集。 岡田将生演じる坂間正和(さかま・まさかず)、松坂桃李演じる山路一豊(やまじ・かずとよ)、柳楽優弥演じる道上まりぶ(みちがみ・まりぶ)のアラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かう。脚本、宮藤官九郎と監督、水田伸生による社会派痛快コメディ。 〝野心がない〟〝競争心がない〟〝協調性がない〟「ゆとり世代」 と、かつて勝手にそう名付けられた男たちも30代半ばを迎え、それぞれの人生の岐路に立たされていた。 夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も...
シリーズ初の3DCG化。アニメーションを担当するのは「シン・ゴジラ」(2016年)や「STAND BY ME ドラえもん」(14年)を手がけた、CGプロフェッショナル集団の白組。「モテキ」(11年)、「バクマン。」(15年)の大根仁が初のアニメーション監督を務める。 ノストラダムスの隣町に住むヌスットラダマスの予言によると、「20と23が並ぶ年に天から二つの光が降るであろう。一つは暗黒の光、もう一つは小さな白い光…」。2023年夏、宇宙から光を放つ二つの光が接近。夕飯を待ちわびるしんのすけに白い光が命中する。体にみなぎる不思議なパワー。一方、黒い光を浴び、暗黒のエスパーとなった男はの名は非理...
謎の組織SHOCKERから脱走した緑川ルリ子と本郷猛。組織は人体を改造し殺傷能力を強化する「昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクト」を進めており、本郷はその最高傑作だった。ヘルメットをかぶることによって超人的な力を発揮する。計画を阻止しようとする政府の後ろ盾を得た本郷と緑川は、組織が次々と放つ刺客と対決する。 監督、脚本は、「エヴァンゲリオン」4部作の企画・原作や、「シン・ゴジラ」(2016年)の総監督、脚本を務めた庵野秀明。石ノ森章太郎の〝原点〟をリスペクトしつつ、新たなオリジナル作品として製作。本郷猛(仮面ライダー)を演じるのは池松壮亮、緑川ルリ子を浜辺美波、⼀⽂字隼⼈(仮面ライダー...
読書が大好きな中学生の月島雫は、図書貸出カードで見かける天沢聖司という名前が頭から離れなかった。 あるきっかけで二人は出会い、雫は次第に聖司惹かれていく。 ある日、聖司から夢を叶えるためイタリアに行くと告げられるが、それぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。 それから10年、児童書の編集者として働きながら夢を追い続けていた雫だったが、思うようにいかずもがいていた。 一方の聖司も順風満帆ではなかった。 ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。 答えを見つけに向かった先は・・・。 ©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『...
第二次世界大戦後の1945年、厳冬のシベリア。零下40度の寒気の中、わずかな食料で過酷な労働を課せられ死者が続出する収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男はいた。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます」。絶望する抑留者たちに、山本は訴え続けた。山本は日本にいる妻と4人の子どもと一緒に過ごす日が訪れることを信じ、劣悪な環境にいる仲間を励ました。その行動と信念は、日本人捕虜たちの心を次第に溶かしていく。 終戦から8年後、ようやく山本に妻からのハガキが届く。「あなたの帰りを待っています」。1人で子どもたちを育てている妻を思い、山本は涙を流さずにはいられなかった。...
大学生が少女を部屋に連れ帰り、住まわせた女児誘拐事件から15年後。被害者の更紗(広瀬すず)は、事件を知った上で婚約した恋人の亮(横浜流星)と平穏に暮らしていた。ある時訪れたカフェで、事件の加害者とされた文(松坂桃李)と再会する。文は名字を変えて過去を隠し、恋人もいた。更紗は文と過ごした幸福な時間を思い出し、文への思いを抑えられなくなる。
尾谷組と広島仁正界の抗争が沈静化して3年。呉原東署の刑事日岡は裏社会とも通じながら広島の治安を保っていた。しかし広島仁正会傘下、五十子会の上林が刑務所から出所し、五十子会会長を殺害した尾谷組への報復を開始。激しい抗争が再燃する。2018年の「孤狼の血」の続編。
スーパーの店長・青柳(松坂桃李)が女子中学生の万引きを目撃、後を追うと中学生が道路に飛び出し車にひかれて死んでしまう。中学生の父親・添田(古田新太)は、常軌を逸した執拗(しつよう)さで青柳を責め続ける。争いの様子がネットやテレビでさらされ、双方に非難が浴びせられるようになった。青柳は次第に追い詰められていく。オリジナルの脚本で、不寛容な時代の罪と許しを描く。 ©️2021「空白」製作委員会