2022年も残りわずか。たくさんの作品が公開、配信されました。7月の上半期総決算に続いて、ひとシネマ執筆陣が1年を総まくり、「ゆく年」編は22年の10本を選出しました。返す刀の「くる年」編で、23年の期待作も紹介します。題して「ひとシネマ的ゆく年くる年」。年末年始の鑑賞ガイド、新年のカレンダーとしても、ご活用を。
2022.12.23
2022年総決算 くる年編 洪相鉉
「夢見びと」(KENJO監督、春公開)
「ひとりぼっちじゃない」(伊藤ちひろ監督、3月10日公開)
「遠いところ」(工藤将亮監督、夏公開)
期待しかない!
「くる年」のリストの3本は、「期待」という言葉がこれ以上似合うものはない。
世界の映画祭で絶賛され、東京フィルメックスで観客賞まで勝ち取った作品があれば、「母の国」日本でインディーズミュージカル映画デビューしたイギリス人監督がおり、文学と映像という二刀流を扱える全方位ストーリーテラーが待っている。