組同士の血で血を洗う戦いを描いた任俠映画。昭和初期、宍戸組が牛耳る飯場に身を投じた伊吹(高倉健)はあくどい搾取に抵抗、あやうく芸者のお藤(藤純子)に救われる。そのお藤は亡き母に瓜二つだった。伊吹は坂本組の世話になるが、そこでも宍戸組の嫌がらせを受ける。仲介に立ったのが伊吹の戦友だった岩佐組の代貸・小池(大木実)だった。一方、お藤は伊吹のために我が身を売って再建資金を作った。やがて相次ぐ妨害に堪忍袋の緒も切れて伊吹は単身、宍戸一家に殴り込んだ。小池はそんな伊吹をかばって倒される。(追悼特別展「高倉健」図録より)
公開日: 2022年05月11日
俠骨一代
監督 :
出演 :
1967年
新着記事
恋する乙女に勇気を与えるバイブル「時々、私は考える」人生に対する私たちの若干の恐れを粛々と肯定してくれた
この1本:「時々、私は考える」 美的な死の心象風景
特選掘り出し!:「めくらやなぎと眠る女」 村上春樹小説、初アニメ化
「お隣さんはヒトラー?」 ヒトラー南米生存説をモチーフにした意表を突く変化球