2021年、パリの博物館に収蔵されていたダホメ王国の文化遺産が、アフリカ・ベナンに返還される過程とその後を追うドキュメンタリー。略奪され1世紀以上の不在の後に戻ってきた文化遺産をどう扱うべきか、ベナンの大学生たちの討論を、美術品の彫像が独白する虚構の声を交えて構成した。植民地時代に失われた、言語を含めた文化の回復は可能か、美術館に収蔵することの意義といった議論を通して、帝国主義が現代に残した傷痕と、その修復の可能性を問い掛ける。第74回ベルリン国際映画祭金熊賞。
©Les Films du Bal-Fanta Sy
ダホメ
監督 :
原題:DAHOMEY
2023年 /フランス、セネガル、ベナン /67分
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