中国・北京電影学院を卒業後、立教大学大学院で演出を学んだ余園園(ヨ・エンエン)の初長編作品。「人間レンタル業」を描いたベルナー・ヘルツォーク監督の「ファミリーロマンス社」(2019年)に着想を得て、中国人として外側から見た日本像を脚本にしたためた。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞。2023年イタリア・バーリ国際映画祭では、監督賞を受賞した。
詩織(菊地敦子)は、夫にキャンセルされたワークショップに、代行業者の淳之介(松岡眞吾)に夫役を依頼して参加する。ワークショップで手と手が触れると、相手に心を覗かれているような不思議な体験をした詩織は、レンタル夫との関係を継続するため、本当の夫に内緒で小さなアパートを借り、彼と疑似夫婦生活を始めてしまう。本当の夫とレンタル夫との間を行き来する二重生活を送るうち、詩織は封印したかつての夢や、心の奥底に眠る新たな感情に次第に気づいてゆく。
©️ 2022 ENEN FILMS
公開日: 2024年04月18日
ダブル・ライフ
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2021年 /日本、中国 /104分
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公式サイト: https://doublelife-enenfilms.com/
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