倉本聰によるオリジナル脚本の映画化。オリンピックの射撃選手でもあった刑事・三上(高倉健)と3人の女との運命的な出会いと別離が描かれている。第1部は「直子」。北海道の銭函駅で妻・直子(いしだあゆみ)と三上は別れる。妻の浮気が潔癖な三上にとっては許せなかったのだ。第2部「すず子」。三上は連続殺人事件の犯人・吉松(根津甚八)を追って増毛駅に来た。吉松は駅前食堂で働くすず子(烏丸せつこ)の兄で、近親相姦的愛情で結ばれているようだった。警察はすず子の恋人(宇崎竜童)の手引きで吉松を逮捕する。第3部「桐子」。三上は年末の30日、増毛に降り立った。三上は赤ちょうちんの飲み屋に入り、おかみの桐子(倍賞千恵子)と情を交わすようになる。だが、桐子の情夫は三上が追っている殺人犯(室田日出男)だった。(追悼特別展「高倉健」図録より)
公開日: 1981年11月06日
駅 STATION
監督 :
出演 :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
1981年 /日本 /132分
新着記事
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」