「映画と歩んで:監督・降旗康男」中 高倉健とともに新境地
高倉健の作品の多くをともにした映画監督・降旗康男。 惜しまれながら2019年5月20日に逝去されました。 彼の遺作「追憶」の公開前に思いを語った「映画と歩んで:監督・降旗康男」その上・中を再掲載します。 今回はその中。 17年4月11日掲載。 *()の年齢は掲載当時のもの 70年代に東映の任俠路線にも陰りが 1960年代、任俠(にんきょう)路線で邦画界を席巻した東映。65年の邦画の配給収入順位を見ると、「網走番外地 北海篇」、「関東果し状」「日本俠客伝 関東篇」など東映の作品が2~6位を独占している。 降旗も67年に安藤昇を主演に据えた「ギャングの帝王」で本格的なやくざ映画を撮り、69~...
木村光則
2022.4.16