監督・脚本は、「FASHION STORY-Model-」(2012年)で映画監督デビューし、五輪公式映画「東京2020オリンピックside A/side B」(22年)ではディレクターの一人として参加したナカムラサヤカ。共にギャンブル依存症の家族である「ギャンブル依存症問題を考える会」田中紀子代表とタッグを組み、〝依存症は一生治らない〟というイメージへのアンチテーゼとして、病に立ち向かう依存症者(アディクト)のリアルを映し出す。主演の高知東生を始め、薬物事件での逮捕経験者や、実際の回復を続けている依存症者とその家族が多数登場し、チーム一丸で病に立ち向かうリカバリー・カルチャーが描かれる。
大物ミュージシャン大和遼が覚醒剤と大麻の所持で逮捕され、大きなニュースとなった。それから2年。音楽ホールでコンサートを開く依存症患者らによるゴスペルグループ「リカバリー」のメンバーに大和の名前があった。事件以来、沈黙を守ってきた大和がついにカムバックする。出演の知らせを聞いたコアなファンが続々と会場前に集まった。薬物、ギャンブル、アルコール、買い物、ゲームといった依存症者で構成される依存症ゴスペルグループ「リカバリー」。メンバーたちは互いに支え合い、スリップ(依存性物質に再び手を出すこと)することなくコンサートにこぎつける。しかし、大和は開始時間を過ぎても現れない…。
© 2024ギャンブル依存症問題を考える会
公開日: 2024年06月28日
アディクトを待ちながら
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2024年 /日本 /82分
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公式サイト: https://www.addict-movie.com/
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