バッドランズ

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公開日: 2025年03月06日

バッドランズ

1950年代末、ネブラスカ州とワイオミング州で約2カ月の間に11人を殺害し、罪を重ねながら逃避行を続けた犯人のチャールズ・スタークウェザーとその恋人キャリル・アン・フューゲートが起こした実際の事件を下敷きにしたロードムービー。脚本・監督は、当時まだ無名で、後に「天国の日々」(1978年)と「シン・レッド・ライン」(98年)によってその地位を確立し、「ツリー・オブ・ライフ」(2011年)でカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞するテレンス・マリック。日本では、テレビ深夜映画枠で「地獄の逃避行」のタイトルで放送されたのみだった作品が劇場初上映される。

殺人犯キットを演じるのは、後に「地獄の黙示録」(79年)に主演するマーティン・シーン。恋人のホリー役に「キャリー」(76年)のシシー・スペイセク。そして、ホリーの父親役を「デリンジャー」(73年)のウォーレン・オーツが演じている。

1959年、サウスダコタ州の小さな町に住む15才のホリー(シシー・スペイセク)は、学校では目立たないが、バトントワリングが得意な女の子だ。ある日、ゴミ収集作業員の青年キット(マーティン・シーン)と出会い恋に落ちるが、交際を許さないホリーの父(ウォーレン・オーツ)をキットが射殺した日から、2人の逃避行が始まる。ある時はツリーハウスに暮らし、またある時は大邸宅に押し入り、魔法の杖のように銃を振るっては次々と人を殺していくキットの姿を、ホリーはただ見つめていた。

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公式サイト: https://badlands2025.com/

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