1939年1月、ウクライナのイバノフランコフスク(当時はポーランド領スタニスワヴフ)。同じ屋根の下で暮らすことになった、ウクライナ、ユダヤ、ポーランドの3家族。第2次大戦が開戦し、ナチス・ドイツによる侵攻とソ連による占領で、家族から引き離されてしまったポーランド、ユダヤ人の娘たち。一人残されたウクライナ人の母は、ナチス・ドイツの子どもさえも「この子に罪はない」と、自分の子どもたちと同じようように戦火から守り抜く。ウクライナの民謡をもとに生まれた「キャロル・オブ・ザベル」の歌に支えられ、ひたむきに生きる戦時下の家族の姿を描く。
クリスマスキャロルとして有名な「キャロル・オブ・ザ・ベル」は、ウクライナで古くから歌い継がれている民謡「シェドリック」に、作曲家マイコラ・レオントーヴィッチュが1916年に編曲し、英語の歌詞をつけたもの。映画「ホーム・アローン」(1990年)の作品内で歌われ、世界中に知られるようになった。
©️MINISTRY OF CULTURE AND INFORMATION POLICY OF UKRAINE, 2020 – STEWOPOL SP.Z.O.O., 2020
公開日: 2023年07月06日
キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)
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原題:Carol of the Bells
2020年 /ウクライナ、ポーランド /122分 /G
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